「ぷよぷよ!!クエスト」とはセガネットワークス様がiPhone&Android向けに提供しているパズルゲームとなります。正直、誰も予想できなかった速度でDL数を伸ばしており、2週間足らずで100万DLを突破しています。どこまでパズドラに近づけるのか。本当にぷよぷよ=「国民的パズルゲーム」となる日がくるのかもしれません。
ぷよぷよが8x6のマスを埋め尽くしていて、そのうちの一部をなぞって消すことにより(最大5個)連鎖を作る、タッチパネル時代ならではの落ち物パズルゲームとなります。
パズドラをプレイしている方からすると、非常にパズドラっぽいと感じさせる部分が多々あります。マネタイズの部分も含めて、かなり意識されて作られているのは間違いありません。昔からぷよぷよに触れている人間からすると、なぞぷよの変化系と感じそうです。パズドラとなぞぷよを足して割ったような感じというのが、一番分りやすい説明かもしれません。ただ、そんな説明に違和感を覚えます。
アーケード版の「ぷよぷよ!!クエスト」を見ると、そんな疑問も解消されます。 アーケード版は「(パズドラ + ぷよぷy) / 2」であり、SP版はかなり別物のゲームという見方のほうが正しいかと思います。
ちなみになぞぷよというのは、詰将棋ライクなぷよぷよです。本ゲームのチャンスぷよを消した時に発生する大連鎖モードが、一番なぞぷよに近いものとなります。
ぷよぷよというと、かなり昔からあるタイトルです。セガではなく、コンパイルという会社が開発していました。当時、一世を風靡したテトリスを模倣したタイトルが数多く作られましたけど、その一部と言ってもいいでしょう。パズルだけではなくキャラクターを前面に出していたことが大きな特徴だったわけですけど、故に私の中ではオタクというか一部のマニア向けタイトルに留まっていました。
ゲーム性、対戦ツールという意味で大きな評価を得たのは、相殺の概念が加わったぷよぷよ通(2)からでしょう。対戦格闘ゲームがメインな時代の最中、異彩を放っていたのが本タイトルです。根強いファンを生み出したのも通があったからではないかと思います。
その後、3、4と出ましたが、通、SUN、死と揶揄されることもあったりと、結局通が一番面白かったという意見もよく目にしたところです。
様々なハードへの移植、コンパイル倒産でセガが権利を引き継ぎ、大幅リニューアルと変化し続けてきた本シリーズは、もちろんガラケーとも呼ばれる携帯電話上でもしっかり発売されています。
月額課金でセガのゲームが遊び放題なセガパレードというサービス上で、ぷよぷよは色々な形でリリースされています。その内にサービス名を「ぷよぷよ!セガ」と変えるほどに成長しました。
余談ですが、Android版の月額課金サービスもあります。昔のぷよぷよをプレイされたいのであれば、そちらに入会してみるのも良いかもしれません。対戦することも可能です。
ぷよぷよが発売されてから長い年月を経て、今回iPhone版アプリという形でリリースされたわけですけど、それは決して唐突なものでもなく、アーケード、コンシューマ、ガラケー、スマフォと続いていたからこその、今回のiPhone版とも言えます。
iPhone版はパズドラのパクリという意見も目にしますが、時代を超えて変化し続けているぷよぷよの新しい形というのが一番正しいのではないでしょうか。
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